| 私には、広汎性発達障害の18才の長男がおります。
長い間授からなかった為、待望の長男として大切に育ててきました(小学校に入学するまでは)。 言葉、歩行などの遅れはなく、3才児検診でも異常は認められませんでした。 小学校に入学し、ひらがなが覚えられず、足し算・引き算ができず、何度も私の10本の指を彼の目の前に差し出し、叱りながら教えました。 毎日出される宿題、テスト、進んでいく勉強、言葉のコミュニケーションには問題がなかったので、なぜわからないの、どうしてなの、叱り続ける毎日が続きました。息子も私も、泣きながらの毎日でした。 小学校高学年からいじめられ、プールの時間の着替え時に裸にされ廊下に出されたり、階段の上段に上がると背中を押されたり(これはとても怖かった事と思います)しかし、息子はいつもニコニコとしていて、おとなしい子どもでした。 中学に入学し、勉強は難しくなっていき、たくさんの提出物があり、部活がありました。それは強いストレスになったでしょう。 息子は、私たちとは少し違う障害という世界の中で生きています。この世に生を受け、子どもたちの社会の中に入った時からいじめられ、なにも悪い事をしていないのに辛い人生を歩いてきました。十数年生きた人生は、私たちが想像できない程苦しかったでしょう。 私は息子が少し他の子どもと違うと思っていました。でも家族は、なんとかしなければ、頑張らせればなんとかなると思っていました、それが彼を追い詰めてしまいました。 彼が二次的障害を起こしはじめたのは中学3年生の高校受験と卒業式の練習の頃からです。 家庭内でガラスを割る、大声で泣き叫びながら外に飛び出ていく、もう手がつけられない状態になりました。彼の心の底からのSOSでした。 その時ようやく家族が立ち止まり動けなくなりました。私は、今しかない、そんな思いで見晴台学園の情報を得、入学させていただきました。 入学して2年が過ぎようとしています。学園に入学してからの息子は詩を書くようになりました。昨年の名古屋市民文芸祭で入賞させていただきました。彼の瞳は今、輝いています。 発達障害の子どもたちは、言葉のキャッチボールはできても人とのコミュニケーションが苦手です。きれいな心を持っているのに、いじめの対象になってしまいます。そんな子ども達のすべてを包み込み、勉強、社会でのルール、物事の善悪などを彼らの世界の中からひとりひとりに合わせ、指導して下さる学園の先生方に本当に心から感謝の毎日です。そして苦しみ続けてきた母たちも先生方の助言で救われます。私たちは同じ悩みを持つ母たちにエネルギーをいただき、生きられます。 藁をも掴む思いで学園に見学に来られた子どもさんの透き通る瞳は、小刻みに震え、言葉はありません。そんな彼・彼女らが半年を学園で過ごすうちに瞳の震えはなくなり、微笑みがでてきます。1年を過ぎる頃には、瞳は輝き、明るい言葉が出てきます。 今、苦しみの中にいるお母さん、我が子の微笑みを再び輝かせてあげたいと思いませんか。見晴台学園の先生方、母たちにパワーをもらって元気になって生きていきましょう。 見晴台学園では、 毎月第1土曜日、午後2時より「悩まないで一緒に話そう会」を行っております。 どうぞいつでもお越し下さい。 |